お久しぶりです。かなり時間も経ち、iPad生活に慣れてきたところですが。購入までの道のりを綴っていきます。
↓こちらの続きです。
重い腰を上げてタブレットの情報収集に乗り出し、まずはApple社タブレットiPadの情報を得た私。とても魅力的ではあったものの、うっかり大金をはたいてオーバースペックな代物を買うわけにはいかないので、他社タブレットについても情報を得なくては。
というわけで、翌週には大手電気屋を訪れた。Apple販売員が待ち構え、Apple製品の良さをこれでもかと語り尽くしているAppleコーナーを素通りし、タブレットコーナーにいた電気屋のお姉さんに質問。
「タブレットの購入を考えているんですが、iPadって高額じゃないですか。他のタブレットと何が違うんですか?」
「そうですね…。お客様、タブレット使って何をされますか?」
質問返し。でも確かに、目的がはっきりしないと何が必要で何がオーバースペックかも分からないわけで。
私は、一体何がしたいのか。
家電量販店で、人生を問われた。
ような気がした。
(実際にはお姉さんは私の人生に1mmの興味もないだろうが。)
タブレットが欲しいと思ったきっかけは、人が持っているのを見たからだ。
だけど本当に買う決意をしたのは、きっと「何かを作りたい」と思ったから。作るものはなんでも良かったのだけれど、何を作るかで選ぶ製品は大きく変わる。
私は作曲がしたいのだろうか。絵が描きたいのだろうか。台本が書きたいのだろうか。動画が作りたいのだろうか。そもそも、それをすることは私にとって何の意味があるのだろうか。
ぐるぐると考えながらも、そんなことを突然お姉さんに話し出すわけにもいかないので、とりあえず思いついたままにやりたいことを話してみる。
「あのー、色々メモしたり、書いたりしたものを失くすので、それを全部電子化して保存できたらなーと思いまして…」
「お仕事で使われるんですか?」
「あ、いや仕事ではないんですけど…」
「絵とか文字とかたくさん書かれるんでしたら、iPadが良いかもしれないですねー。」
「ただ書いてメモするだけなので、精度まではいらないかなーと思ってはいるんですけど…」
「あー、じゃあAndroidで十分かもしれないですね。他にこうやって使いたいとかあります?あと使いたいアプリとか。」
「ほんと趣味程度なんですけど、ちょこっと動画編集したり、作曲したりするのにも使いたくて…」
「あ、じゃあiPadですね。正直Androidは画面の大きいスマホだと思っていただいた方がいいので、動画観たりするだけならAndroidで十分ですけど、動画とか音楽作るとなるとAndroidでは容量が全然足りないので皆さんiPadにされますね。あとはWindowsか。ただ、Windowsは結構パソコンよりなので、持ち運びには向かないかもしれないです。」
…iPad確定。大きいスマホて。動画そんなみーひんしいらんわ。
しどろもどろのまとまらない頭に、的確に答えをくれたお姉さんに感謝。
とはいえ②で書いたとおり、iPadにも種類はたくさんあるわけで。帰路につき、改めて自分に問う。
「私は、一体何がしたいのか。」
何かしたい。面白いことがしたい。その欲求だけは昔からずっとあって、けれども何がしたいかと言われると迷ってしまう。
きっと私にとってその「何か」は大して重要ではなくて、その過程・その結果で、何かしら感情が動いたり、価値観が変わったり、その渦中にいることが私にとっての「価値」なのだ。
その手段は星の数ほどあって、だからその機会が降ってくれば全力で手を伸ばすけれど、自分からその機会を作るとなると、何をしようか迷ってしまう。やってみなけりゃどれが良いかは分からないから、とりあえず手当たり次第に取り組んではみる。
とはいえ、その「価値」を得るには、ある程度腰を据えて取り組まなければならないことも確かで、そこまで行き着く前にあれこれと次に手を伸ばしてしまうから、何もできずにただ時間だけが過ぎていく。
タブレットを買おうと思ったのは、そんな私を変えるきっかけにしたかったから、かもしれない。
動き出すきっかけ、決意表明としての、目に見える物と支出。
そこまで考えると、私の中で、すっとタブレット選びの基準が決まった。
自分が1番気に入った物。欲しいと思った物。オーバースペックでも、コスパが悪くても構わない。機動力が高く、手元に置いて毎日自分が使いたくなる、使いやすいもの。
さあ、そうと決まればいよいよ機種の決定と、購入です。
それはまた次の機会に。
(と、言いながら、そこまで書ききる確証はない。)
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