くぃあなかりんの日常。

私を彩る、宝石と傷跡の詰め合わせ。綴る言葉が宝箱となりますよう。

MBTIの中の心理機能とは。

はい!鉄は熱いうちに何とやら、と言いますのでさっそくMBTIについて書いていきたいのですが、各タイプ別の話をする前に、まずそれぞれのタイプがどのような心理機能で構成されているかについて説明していきます。

各心理機能がどんな働きを持つかについては別記事にて記載する予定ですので、とにかくこのタイプ診断というやつがどういう構成で成り立っているのか、という概要を、ここではお伝えしていきます。理論とか歴史はまる無視です。手っ取り早く構成が分かる形で書いていければなーと思ってます。

ここ特に、私なりの解釈で書いているので、知識をお持ちの方ぜひご指摘・修正をお願いします。

記事の一番最後に各タイプが持つ心理機能の一覧を載せていますので、自分の心理機能が知りたい方は読み飛ばして最後からどうぞ。

 

まず、各タイプは4つの指標で決まります。

①意識の向き 外向(E)⇄内向(I)

②知覚の方法 直観(N)⇄感覚(S)

③判断の方法 思考(T)⇄感情(F)

④外界との接し方 知覚(P)⇄判断(J)

この4つのアルファベットの並びでタイプが分かるのです。例えば私の直近の結果はINFPなのですが、この場合は内向的(I)、直観(N)、感情(F)、知覚(P)となります。ここまではいたってシンプル。では第二段階へ参りましょう。ここからだいぶ情報の正確性が薄れ、かつ少しややこしくなってきます。

 

心理機能、という側面から各タイプを説明すると、各タイプは主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の4つの機能を持ちます。4つというのは何かと言うと、

・Ne(外向的直観)⇄Ni(内向的直観)のいずれか1つ

・Se(外向的感覚)⇄Si(内向的感覚)のいずれか1つ

・Te(外向的思考)⇄Ti(内向的思考)のいずれか1つ

・Fe(外向的感情)⇄Fi(内向的感情)のいずれか1つ

で、合計4つになります。これは先程述べた②知覚のN(直観)とS(感覚)、③判断のT(思考)とF(感情)を、それぞれ外向、内向に分けたものです。つまり、どのタイプであってもN(直観)、S(感覚)、T(思考)、F(感情)の全ての機能を主機能、補助機能、第3機能、劣等機能のいずれかに持つのです。え?NかS、TかFどっちかじゃないの?って思いません?(私は最初、そう思いました。)

 

 

①意識の向き④外界の接し方の2つで各機能を外向・内向どちらに向けて使うかが決まり、②知覚③判断の2つで、どちらの心理機能が優勢か、を判断します。まず①意識の向きがE(外向)の場合、主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の順に○e、○i、○e、○iになります。反対にI(内向)の場合は、○i、○e、○i、○eとなります。ここに②知覚③判断で出てきたアルファベットが、主機能、補助機能のどちらかに入ります。そして、出てこなかった方のアルファベットが第3機能、劣等機能のどちらかに入ります。そして、最後。④外界との接し方がP(知覚)の場合は②知覚のN、Sどちらかが主機能か補助機能どちらかの、外向(e)に入ります。逆にJ(判断)の場合は、③判断のT、Fどちらかが主機能か補助機能どちらかの、外向(e)に入ります。さぁ、皆さんここまで理解できましたでしょうか?

INFPを例にしてみましょう。①がI(内向)なので○i、○e、○i、○eです。このうち主機能、補助機能のいずれかに②N、③Fがそれぞれ入ります。そして④がPなので、知覚であるNが外向(e)となり、必然的にFi、Ne、○i、○eとなることが分かります。各タイプは必ず全ての機能を持つので、第3機能、劣等機能はそれぞれS、Tのどちらかになります。

ここまでくると、あとは自動的に決まります。実は、各機能はそれぞれ以下の通り、ペアになっています。

・Ne(外向的直観)⇄Si(内向的感覚)

・Ni(内向的直観)⇄Se(外向的感覚)

・Te(外向的思考)⇄Fi(内向的感情)

・Ti (内向的思考)⇄Fe(外向的感情)

つまり、NeとSeが一緒に出てくることはないのです。(相性論を語る際には、8つ全ての機能がどのタイプにも登場するのですが、そこはおいおいということで、ひとまずは登場しないこととします。)

そのため、先ほどのINFPの例で言うとFi、Ne、○i、○eの空欄にそれぞれペアの心理機能が入るように当てはめ、以下のようになります。

主機能Fi、補助機能Ne、第3機能Si、劣等機能Te

 

 

どうでしょうか。私はきちんとした本を読んだわけではなく、色んな断片的な情報から拾い集めたつぎはぎの状態からこれを理解しようとしたので、めちゃくちゃ骨が折れたのですが…。結局あまり分かりやすい説明になっていないような。「んな仕組みなんかどうでも良いよ、各タイプの心理機能がパッと分かるようにしてくれ!」って思いません?私は思いました。ので、以下に全タイプ貼り付けておきます。ここまでの説明なんやってん!て思うかもですが、自分で分かってる方が何かと面白いかなぁなんて、私は思うので。

 

(以下は全て、タイプ名、主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の順に並んでいます。)

ENTP:Ne(外向的直観)→Ti(内向的思考)→Fe(外向的感情)→Si(内向的感覚)

INTP:Ti(内向的思考)→Ne(外向的直観)→Si(内向的感覚)→Fe(外向的感情)

ENTJ:Te(外向的思考)→Ni(内向的直観)→Se(外向的感覚)→Fi(内向的感情)

INTJ:Ni(内向的直観)→Te(外向的思考)→Fi(内向的感情)→Se(外向的感覚)

 

ENFP:Ne(外向的直観)→Fi(内向的感情)→Te(外向的思考)→Si(内向的感覚)

INFP:Fi(内向的感情)→Ne(外向的直観)→Si(内向的感覚)→Te(外向的思考)

ENFJ:Fe(外向的感情)→Ni(内向的直観)→Se(外向的感覚)→Ti(内向的思考)

INFJ:Ni(内向的直観)→Fe(外向的感情)→Ti(内向的思考)→Se(外向的感覚)

 

ESTP:Se(外向的感覚)→Ti(内向的思考)→Fe(外向的感情)→Ni(内向的直観)

ISTP:Ti(内向的思考)→Se(外向的感覚)→Ni(内向的直観)→Fe(外向的感情)

ESTJ:Te(外向的思考)→Si(内向的感覚)→Ne(外向的直観)→Fi(内向的感情)

ISTJ:Si(内向的感覚)→Te(外向的思考)→Fi(内向的感情)→Ne(外向的直観)

 

ESFP:Se(外向的感覚)→Fi(内向的感情)→Te(外向的思考)→Ni(内向的直観)

ISFP:Fi(内向的感情)→Se(外向的感覚)→Ni(内向的直観)→Te(外向的思考)

ESFJ:Fe(外向的感情)→Si(内向的感覚)→Ne(外向的直観)→Ti(内向的思考)

ISFJ:Si(内向的感覚)→Fe(外向的感情)→Ti(内向的思考)→Ne(外向的直観)

 

次回は各心理機能について書いていきます。なかなか各タイプの記事まで行き着きませんが、これを知っているのと知らないのとでは全然見える世界が違います。MBTIは、ただタイプを分類するだけじゃないんです。MBTIを「合ってる、合ってない」で片付けてしまったり、逆に「自分(誰か)はこういう人間なんだ、こうした方が良いんだ」と鵜呑みにして決めつけてしまったりするのはとってももったいない‼︎‼︎

心理機能について知ることで、もっともっと有効的にMBTIを活用できます。何より、その方が楽しい!面白い!さあ、どこまで私の熱意が続くか分かりませんが、この面白さを共有できるよう、引き続き連載していきますよ〜〜

 

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