とうとう。我が家にiPad air(第4世代)がやってきた。
新しいものに興味がなく、機械性能に興味がなく、そもそも機械音痴甚だしく、iPhoneすら使いこなせていない(それも未だiPhone7)この私が。iPadを手に入れた。
とはいえ、届いたのは本体のみで、一緒に使うPencilはまだ手元にないのだが。
私がiPadを買うまでの道のりは、それはそれは長かった。(体感的に、だが。)
せっかくなのでその経緯を記した上で、実際に使用してみてのレビューや、生活の変化なんかがあれば、それを書いていこうと思う。
初めて欲しいと思ったのは、2年ほど前だろうか。時期は定かでないのだが、きっかけは私が所属する劇団の仲間数人が使っていたことだ。
といってもその頃はまだiPadなのか他社のタブレットか見分けがついていなかったのだが、とりあえず「タブレット」が欲しいと思ったきっかけがこれなのである。
ある人は、台本をiPadに全て読み込み、そこに書き込みをする、という使い方をしていた。最近はしていないようなので、実際使いやすいかどうかは分からない。が、そんなことは問題ではないのだ。
とにかくカッコイイ。
台本と楽譜をバラバラ持ち歩かなくて良いなんて‼︎なんて便利な。あれこれとペンを持たなくても、一本で何色も書き分けられる。素敵。
ある人は、稽古中に録画した振り付け動画を流して、みんなで確認できるようにしてくれていた。
正直私は、大画面には特に魅力を感じてはいなかった。そもそも動画を頻繁に見るたちでもないし、家にテレビもパソコンもあるのにわざわざ動画のためにタブレットを買う意味は見当たらなかったのだ。
ただ、「どこでも、複数名で見ることができる」という一点において、確かにタブレットは便利だと感じた。さすがにスマホでみんなで確認するのはかなり厳しい。
この2点のみにおいて、私はタブレットに興味を持ったのだ。だがこれだけの理由では、購入するに至らなかった。学生で、資金が潤沢でなかったこともある。
次に欲しいと思い始めたのが、今年の8月頃。同じく団員が使っているのを見た影響である。その時私は、楽譜作成のため「Flat」というアプリ使っていたのだが、スマホだとものすごーーーく見にくい。何せ小さい。
確認のために作曲さんとデータを共有していたのだが、彼女はiPad Pro持ちで、ピアノの前で楽譜のようにProを立てかけ作業をしていた。そのカッコイイことと言ったら‼︎(2回目)
そしてもう一つ。歌の先生からシンセサイザーをいただき、作曲アプリ「garage band」をオススメされたのだが、これも、iPhoneだと小さすぎて使いにくい。私のパソコンは残念ながらMacではないので、パソコンではこのアプリを使用できないのである。
一応パソコンには他の音楽編集アプリも入っているので、garage bandにこだわる必要はないのだが、ちょうどその頃、私はパソコンでの音楽編集に不安を感じていた時だった。MIXまではやってみたが、それ以上の使い方が分からない。機械が得意なわけでも音楽理論を知っているわけでもないので、実際に使いこなせるようになるまで気の遠くなるような時間が必要なのではないか。それまでに飽きてしまいそうだなと思っていたのだ。
このgarage bandというアプリなら、分からずとも感覚で使えてしまう。なんとなく触っているだけで、なんとなくそれっぽくなるのだ。これなら飽きずに使えそう、パソコンでの高度な編集はこっちに慣れてからでも良いだろう。
そう思うと、俄然タブレットが欲しくなってきた。
ただ、これだけでは、相変わらず買う理由として弱い。しかし、この時の私は学生時代とは違う。遊ぶ機会を奪われた社会人2年目実家暮らしは、金が貯まるのである。欲しい。そして買えてしまう、手の届く距離。
周りの友人は、ブランドの高い鞄や、寝心地最高なこれまた高いベッドやなんかを、ボーナスにかこつけて購入しているのである。私だって、たまには大きな買い物をしても良いのではないか。
そんなことをきっかけに、私のタブレット購入に向けたリサーチが始まったのである。
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