くぃあなかりんの日常。

私を彩る、宝石と傷跡の詰め合わせ。綴る言葉が宝箱となりますよう。

自己分析と、長所と短所。性格と変遷。

こんばんは、かりんです。

突然ですが、自分の長所って何だろうなって考えること、ありませんか?

私はあります。自分で自分のことが分かっていれば、うまく長所をアピールし、短所を他の人にカバーしてもらうことができる気がします。

最近では、自己分析をすることが必要とされる場面も増えたのではないでしょうか?今日はそんな、自己分析についてのあれこれです。

 

 

お世辞にも自己肯定感が高いとは言えない私は、普通に生きていると短所ばかりが目につきます。でも、どんな短所も言い換えると長所になるらしい。就活の時に、そう教わりました。では、ちょっとやってみましょうか。

 

 

私の短所。裏表が激しい。人の話を聞かない。考えないで話し始める。忘れっぽい。日常の習慣が疎かになる。後回し癖。「世間」の目を気にしなさすぎる。人の意見を気にしすぎる。自己評価と他者評価に乖離が多い。集中力がない。飽きっぽい。我慢が苦手。適当。

 

↓言い換えると

 

私の長所。人に合わせられる。自分の意思を曲げない。積極的に発言ができる。日々の習慣に囚われない。世間に囚われない。人の意見を聞ける。他人から求められる姿になれる。好奇心旺盛。行動力がある。楽天的。

 

 

……矛盾がすごいと思いません⁇笑

真逆のことを同時に言っていたりします。

でもね、これこそ人間の面白さだと私は思うのですよ。

 

 

もちろん外に自分をPRする時には、自分の特徴を分かりやすく押し出すことが必要です。何ができて何ができないのか、戦略的に強調することもあるでしょう。でも、そう簡単に割り切れないのが人間です。

 

 

私の場合、幼い時はものすごくお喋りで活発な子供でした。話し始めるのが早く、誰にでも自分から話しかけて、知らない人にも妹を紹介していたみたいです。なぜ?が多く、自分が納得しないとルールを受け入れられない。積み木やレゴは嫌いで、ごっこ遊びや本や空想が大好き。想像力豊か。運動は苦手だけど嫌いではなくて、編み物や物作りは嫌いじゃないけどすぐ飽きる。典型的な「口から生まれた」タイプ。

 

 

だけど、今は違います。すごーーーく無口でひたすらニコニコヘラヘラしていてお人好しで流されやすい引っ込み思案な場面と、よく喋り、自ら口火を切り、自分の意見は発信しながら人の意見は適度に聞く場面とに大きく分かれます。だからこそ、先の長所・短所にも矛盾が生じます。

 

 

でもこれ全部が、いま現在の私の嘘偽りない性格です。

 

 

人のIQには、遺伝の要因と環境要因、どちらもが影響しています。遺伝はMAXを決めてしまうのかもしれないけれど、それをどこまで発揮できるかは環境要因が影響していたりします。でもIQで、例えば学歴が決まるわけではないですよね?興味関心や、どこまで学歴に重点を置くかという価値観が影響していたりする。

 

 

性格も同じだと思うのです、私は。

 

 

私が生まれつき持つ要素。よく喋る。人の話を聞かない。自己主張が強く納得しないと従わない。想像力がある。飽きっぽい。忘れやすい。適当。

 

私の中で後天的に形成された要素。人の話をよく聞く。相手に合わせる。主張しない。周りの目を気にする。

 

 

全部、私。マイナスなこともプラスなこともあるけれど、努力して獲得したものも、望まずして環境から勝手に作用したものも、全部含めての「私」です。

 

 

元々持つ性格傾向というのは、確実にあります。生まれてすぐの赤ちゃんが全く同じ環境で育っても性格の違いはある。ただ、その先。どんな人と出会い、どんな会話をし、どんなことを感じ、どんなことを学ぶのか。それによって人の性格や価値観はどんどん変化していきます。それは、長所を伸ばす方向に働いたり、短所を直す方向に働いたり。人によっては、長所を引っ込める方向や、短所を強化する方向に働いてしまうこともあるかもしれません。全部ひっくるめて、今のあなたが完成します。

 

 

だから、矛盾が出てくるのは当たり前のことなのです。創作物のように、一貫した性格傾向になるとは限らない。でもそれが、私という人間。あなたという、矛盾だらけの唯一無二の人間なのです。それが、私はとても面白いなと思うのです。

 

 

占いや、性格診断や、タイプ診断が今たくさん溢れています。性格だけじゃなく、見た目や、向き不向き等、色んな「自己分析」が溢れています。それらが私は大好きですし、ことあるごとにチェックしたりします。

だけどそれは、自分を知るためのツールであり外にアピールする武器の一つであって。「私」という人間の全てを表現する唯一無二の指標にはなり得ない。短所に悩んだ過去、それを受け入れた足跡。克服しようと足掻いた道のり、克服した経過。

あなた自身の生きてきた人生が、その中で培ってきた人格こそが、どんな指標にもカテゴリーにも表しきれない唯一無二のものなのだと。

頭の片隅に置いて。自分の矛盾も、醜さも、愛していけたら嬉しいな、と思います。

 

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