くぃあなかりんの日常。

私を彩る、宝石と傷跡の詰め合わせ。綴る言葉が宝箱となりますよう。

タロットカードとのお付き合い。

こう見えて私(見たとおり?)、昔から占いや魔法、スピリチュアル系のものが大好きなのです。信じているというよりは、そのモチーフ自体に魅力を感じる、といった方が近いかもしれません。当たっているとか、効果があるとか現実が変わるかどうか、ということは割とどっちでも良くて、単純に神秘的な雰囲気にワクワクしてくるのです。

 

 

そんな訳で、今日はその中でもタロットカードについて、経緯と私なりの付き合い方について書いてみようと思います。

 

 

 

小学生くらいの時かな。まだタロットというものの使い方を知らず、小説やアニメに出てきた不思議アイテム、くらいの認識だった頃のこと。

 

 

私は初めて、タロットカードというものに実際に出会い、手にすることになったのです。

記憶が定かではないのだけど、確か母親からもらったような。どうも母が幼い頃にタロットカードが流行っていたようで、何かの付録としてついてきたものらしいのです。

 

 

「何となく捨てられなくて。別に大したものじゃないから捨ててもいーんやけど、置いといて困るものでもないから。」by母。

うちの母は割とこういうところがあります。

普段は不思議なものなんて全然興味なさそうなんだけれど、神社とか方角とか風水とかはきちんと守っていたり。占星術系や十二支も、これまでの統計だからある程度性格は当たると思っているよう。あと、結構物持ちが良い。整理整頓をきちんとする人だから、使わない物はスパッと断捨離してそうって思ってたんだけど、どうもそうでもないらしい。余談でした。

 

 

 

 

とにかく私はその日、ほとんど使われてこなかった、ちょっぴり四隅が擦り切れて、ちょっぴり色褪せたお古のタロットカードを手にしたのです。

 

 

箱を開けてみても、アニメの中の魔法アイテムのような不思議パワーはもちろん感じられなくて。中のカードを引っ張り出してみても、絵柄は昔の絵画のようなタッチなのであんまり素敵には感じられなくて。

(調べてみると「マルセイユ版」というものらしいです。最近知りました。)

恐らく私が欲しいと言ってもらった物だったので顔には出さなかったのでしょうが(昔は「良い子」だったので)、期待したようなものではなくて、心の中で1人しょんぼりしていたような記憶があります。

 

 

けれどもう一つ、中には「説明書」も入っていました。カード1枚1枚の意味や、占いの方法が書いてある説明書です。これを見て、やっとテンションが上がりました。

子ども向けに書いてあるおもちゃの「遊び方」でも単なる道具の「使用方法」でもなくて、書いてあるとおりにやれば実際に「占い」という不思議行為を自分の手で行えるということにワクワクしたことを覚えています。

 

 

 

とはいえ、実際に占い師のようにカードをサラッと読み解くには結構な時間と努力が必要です。もちろん、説明書を読みながら一つ一つ解読していくだけでも遊びとしては十分に面白いのでしょうが、それだと結構面倒臭いし、何よりカッコよくない。神秘的じゃない。

当時の私にとっては、占うことよりも、当てることよりも、それっぽいことを言ってそれっぽい雰囲気を醸し出すことの方がよっぽど重要だったのです。

 

 

そんな訳で、当時の私はまずカードの絵と名前、意味を覚えました。正確に言うと、覚えようとしているところで飽きて、やめました。

 

 

だって全部で78枚ですよ⁉︎無理です、無理。

大アルカナだけ覚えて挫折しました。

 

 

知らない人のために説明すると、タロットには大アルカナ22枚と小アルカナ56枚があります。このうち小アルカナはトランプの元となっているもので、4つの記号に対してそれぞれ1〜10+ペイジ、ナイト、キング、クイーンの合計14枚あります。

これに対して大アルカナは0〜21それぞれに絵と名前がついていて、順に人の成長過程を表しているとされています。

例えば「1魔術師」「10運命の輪」「13死神」のように。

(ちなみに「0愚か者」はジョーカーの元となったとも言われています。)

 

 

誰か、私のこの大アルカナを覚えるモチベーションと小アルカナを覚えるモチベーションの違いに共感して欲しい。

 

 

だって、カード1枚1枚に名前がついてるんですよ⁇その名前も、不思議要素満載なんですよ⁇もうね、たーーーのしくて楽しくて。

で、22枚覚えきって、名前がなくなったのでつまんなくなってやめたのです。笑

 

 

 

そこから十数年。

今年に入って、私は新品のタロットカードを購入し、今はせっせとタロットで遊んでいるのです。一体なぜこの歳で急にまた戻ってきたかというとですね。

 

 

 

きっかけは、西洋占星術より気軽に使えるなぁと思ったこと。

もともとここ半年ほど、好きなサイトでホロスコープについて調べたり実際に読んでみたりしていました。

この経緯についてはこちらの記事に。↓

oha-k-arin.hatenablog.com

 

ただ、これが結構ややこしい。情報量が多いし、ホロスコープそのものが図形みたいなものだし、こんがらがってわーっとなることも多い。

でも、タロットなら知識がそんなになくても、絵からある程度のニュアンスや雰囲気が掴めます。手っ取り早く、「それっぽく」なる笑

それに、占星術の場合は誰かを占うときに「ホロスコープを出す」という一手間がいるけれど、タロットだとそれが必要なくて、思い立ったらパッとできるところも魅力です。とはいえ、物と場所は必要になるから一長一短ではあるけれど…。

あと、占星術について調べるときに参考にしていた好きなサイトの方が、タロットもされていた、というのも大きい。記事を読んでいると、面白く思えてくる笑

(サイト貼っとくのでちょっとでも興味ある方は見てみてください。タロット仲間欲しい。)

https://sup.andyou.jp/tarot/

 

それで、わざわざ買うのはもったいないけど既に家にあるわけだし、ちょっとまた触ってみるかぁ、と思い立ち、棚の奥から眠っていたタロットを引っ張り出してきた訳です。 まさかこの歳で、あの時おもちゃにしていたタロットを再び触る時がくるとは。

 

 

 

これだけ書いておいて何なんですが、正直私、もともとタロット占いってあんまり信用していなくて。というのも母と同じで、占星術とかは統計要素もあったりするし、誰が見てもホロスコープは同じになるはずだから、ある程度当たってるんだろうなと思っていて。

タロットの場合、その場で占い師さんがカードを使って占っていくじゃないですか。それって要するにその占い師さんの、何かしらの直感?能力?それこそスピリチュアル的な?ものによって出てくるカードなので、それが当たってるかどうかなんて誰も分からないじゃないですか。だからまあ何ができるわけでもないかもしれないけど、ちょっと遊んでみるかぁってなノリで始めてみたのです。

 

 

 

なんですけど。

 

 

 

これすごく不思議で、やってみると本当に似たようなカードばっかり出るんです、マジで。もちろんテーマ変えると出るカードは変わるんですけど、ニュアンスが一緒というか。

更にいうと、結構何回か色んなテーマで試してるはずなのに、一回も出ないカードとかあるんです。まだ大アルカナしか使ってないからたった22枚なのに。

 

 

 

でね、まず思うわけですよ。

「たぶん古いから、引きやすいカードみたいな、上にきやすいカードみたいなのがあるんだ。カード自体に物理的な癖があるんだ。」

本の開きぐせ的なやつがあるのかなって。

で、同じ時期に、どうも私が持ってる「マルセイユ版」よりも「ウェイト版」なるものがメジャーらしいということを知ったということもあって、それなら、と新しいタロットを買ってみることにしたのです。

 

 

 

新品のタロットが届き、早速使ってみると。

 

 

 

やっぱり変わらんのです、出るカード。もうね、びっくりですよ。

私の中でずっと「不思議もどき」だったアイテムが、正真正銘の不思議アイテムに変わった瞬間です。

 

 

 

そこから興味もってちゃんと調べてみると、この「不思議」にもちゃんと理由があるのです。ただのオカルトではないところが面白いところ。

 

 

タロットカードって、別に未来を予知するものではないし、その人の生まれながらの素質とかを映すものでもないのです。ガッカリした方ごめんなさい。

じゃあ一体何ができるのかというと、その人の潜在意識を映すことができるのです。過去は過去に対する自分の見方、現在は今の状態、未来は心から望む未来やこのままいけば無意識に向かってしまうであろう未来。(つまり潜在意識が変われば変わる可能性が大いにあるということです。)

 

 

人間って、生まれながらに直感が備わっています。人間というより、動物全般。野生の勘的な、あれです。科学的な論拠は私はあんまり分からないですけど、確かちゃんと論拠があったはず。これによって自分でも気づいていない、潜在意識を映すカードを引き当てるのです。

ただ、この勘というものが少々厄介でして。使わないようにすればするほど機能しなくなっていくのですね。占い師さんが「当たる」のは、特殊能力を持っている訳ではなく、本来人が持つ「勘」がきちんと機能しているから、と言えます。だから、本気で磨こうと思えば誰でもできます。

 

 

 

でね、ここからが私なりのタロットとの付き合い方なんですけど。

言ったとおり潜在意識を映す物なんですけど、うまいこと映らなかったりもするわけですよ。たぶん、人にやってもらう場合は特に。占い師さんはもちろんプロだから一定レベルなんでしょうけど、やる人のメンタルも一緒に映る場合があるからどうしても波があるし、他の占いと比べて安定感はないと思う。(実際、落ち込んでるときに何を占うでもなく適当に引いたら全部逆位置でびっくりしたこともある。)

 

 

だからそれよりも、出てきたカードを見てしっくりくるか、ピンとくるか。自分自身の体感を大事にすることが大事かな、と。

あくまでタロットは、道具なのです。いくら不思議要素が高くても、道具は道具。自分自身の勘や、気づかなかった無意識の本音を引っ張りだすための1アイテムだから。

 

 

結果だけを見るのではなく、出た結果に自分がどう感じるか。結果と対話してみることで、自分の本音や、そこから進むべき道が見えてくるんじゃないかな。なんてことを思うわけです。

 

 

「当たる」「当たらない」じゃなくて、なんていうか、自己分析のツールの一つ?的な。

似たような話前も書いた気がするけど。笑

だからね、自分でタロット混ぜて、引いてみるのは結構おすすめ。まあ結果に引っ張られてそっちにいっちゃう、みたいな人もいるから一概には言えないだろうけど…。

 

 

 

でもね、素直な気持ちで見たら意外とちゃんと分かるんだよ。

同じように自分的に不都合な結果でも「あー…あ、でもそうかも、耳が痛いなぁ…」ってなる時もあるし、違う時は本当にシンプルに「いえ、それは違いますあなたが間違いです」ってなるから。笑

 

 

興味はあるけど、わざわざ自分で買うほどでもないし…一回くらいちょっとやってみたいかな、なんていう方‼︎

一緒にやってみましょ〜〜

全然難しくもないし、最近流行りのボードゲーム的なノリでできますよん。というか、タロットってもとはゲームなのでね。遊びです遊び。

人数いたらちょっとした会でも開けるんだけどなぁ〜〜😯笑

ま、気軽にお声かけくださいなー

 

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