くぃあなかりんの日常。

私を彩る、宝石と傷跡の詰め合わせ。綴る言葉が宝箱となりますよう。

「他人にムカつく」には、素敵なことがつまっているらしい。

私は、仙人ではないので。

普通に生きていると、日々、他人に腹が立つことがあるわけで。

 

できたらそんなこととは無縁の、毎日ニコニコ☺️ハッピーライフを謳歌したいけれど、残念ながら現実はそう上手くはいかないわけで。

 

今日は、そんなイライラ・モヤモヤにも、メリットがあるかもしれないよ、という話。メリットがあれば、ムカついても「まあプラマイゼロむしろプラス!」って思える。かも、しれない。まあ、それでも無理な場合は無理なので、きっぱり諦めて存分に腹を立てよう。我々は仙人ではないので、ただの人間であることに誇りをもってイライラしよう。それはそれとして。

 

 

他人にムカつく原因って色々あるけど、今回取り上げる2つがこちら。

①「何でそんなこともできないの?」というイライラ

②「何で私だけ…」のイライラ

 

 

ありますか?私はめっちゃあります。あは。特に学生時代かな。でもね、これでも結構減ってきたんだよ。

 

 

①は、自分が当たり前にできることを、他人ができていないからこそのイライラ。これって見方を変えると、「他人ができないことを自分は当たり前にできている」ってことなんですよね。それって、めちゃくちゃすごいことだと思いませんか?

あ、そういえば似たようなことこっちでも書いてたな。↓書きなぐりだけど。

oha-k-arin.hatenablog.com

 

 

分かりやすい例を出すと、私は自分に対しても、他人に対してものすごく適当です。遅刻されても気にしない。待たされても全然平気。なんなら余裕ができてラッキー、まである。ドタキャンされても気にしない。連絡来なくてもまあいいか。

これ、きっちりしてる人からすると多分めちゃくちゃ腹立つと思うんですよ。「てめー人の時間奪ってんじゃねーぞ」ってなると思うんです。で、イライラしないための対処法としては、その人と次から会わないようにするとか、お説教するとか、まあ他にも色々あると思うんですけど。それはそれとして「時間守れる自分すごいな、才能だな」ってとこにね、気づいてあげて欲しいなって思うんです。

 

 

「そんなの当たり前、常識」って思うでしょ?でもね、しない人もいる。できない人もいる。私のような人間から見ると、きちんと約束を守れる、それ通りに行動できるってとってもすごいことです。「当たり前にできること」のハードルを、自分の中で下げてみる。そしたら自分の良いところがいっぱい見つかります。イライラさせてくる相手は、自分の良いところに気づかせてくれる存在。そう思ったら、イライラがちょっとだけ少なくなりませんか?

もちろん、それと相手に約束を守らせるかどうかという話は別ですよ。イライラしなくなったからといって、約束を破っていいってことにはならないですからね。でも世の中の問題の対処法って、たいていは相手を変えるか自分を変えるかのどちらか二つです。自分の見方を変える方が手っ取り早いなって、私は思うのですよ。

 

 

ちなみに私は、一人で行動できない人にイラッとします。今はあんまりないけど。「あなたと行きたい」は嬉しいけど「一人で行けないからついてきて」っていうのが、もう…。「は?私は興味ない勝手に行けよ」っていう。今でも、どんなに仲良しな人とでも一切興味のないところにはあんまり行きたくない。まあ興味の範囲が広いので、興味ないところってあんまりないんですけどね。そのイライラって、私は一人ででもあちこち行けるからこそイライラするのであって。それが難しい、できない、できてもハードルが高い人もいるよなって思ったら、あんまりイライラしなくなった。相手ができないんじゃなくて、私がすごいってことにしてる。

 

このあたりの「才能」「長所」という点に関しては、MBTIも関連してくるかも。本当にね、人ってびっくりするくらい違うんですよ。それを知っているだけでも、イライラは減る、かも。↓

oha-k-arin.hatenablog.com

 

まだP、Jに関する記事は書いていないけれど、他人に対して知覚機能を優先的に使うのはP。判断機能を優先的に使うのがJ。ざっくり言うと「知る」ことを優先するか、「決める」ことを優先するか、ですね。これを人との関係で当てはめると、Pは他人を受け入れようとする、Jは他人を変えようとするって感じかなぁ。だから私はきっとP。端的すぎる表現と昨今の風潮により、若干Jに対して悪意があるように見えるけど、もちろんそれぞれに良さがあって優劣はありません。さて、MBTIに関してはこの辺で切り上げて、本題に戻りましょう。

 

 

②は、自分がやりたくてできないことを他人がやっている、もしくは自分がやりたくなくてやっていることを他人がやっていないことに対するイライラ。

め~~ちゃくちゃ多いよね。なんならさっきの例に挙げた時間のやつも、人によっては②の場合もあったりするよね。「私は時間守っているのにお前は守らんのかい!」とか。

 

 

これねー、イライラのまんま放っておくの、とってももったいない。それから「だからお前もやれ」「だからお前もするな」になるのも、本当にもったいない。

 

 

「ムカつく」「腹立つ」を無理やり解消する必要はないけれど、あんまりイライラして過ごすのって、周りだけじゃなくて自分も普通に気分良くないじゃないですか。かといって、人に当たっても後から後悔したりする。そんな時にね、ちょっとだけ立ち止まって「なんでかな」って考えてみる。イライラする機能が人間に備わっているってことは、きっと人間にとって必要な機能なんです。

私、だいたいお腹がすくと気が短くなります。ちょっとしたことでイラッとします。(子どもか?)それって、「お腹すいたよ」「食べないと死んじゃうよ(は、大げさだけど)」を、身体がイライラを通して教えてくれてるわけです。

 

 

ってことはですよ?

 

 

「イライラする」には、何かしら「私はこうしたい」っていう願望がつまっている。イライラをイライラのまま終わらせるの、とってももったいないのです。

タイトルに「他人にムカつく」と書いたけれど、基本的に感情って自分の中にあるものなので、何か自分の中に願望があって、それが叶っていないがためにその願望が「他人に対するイライラ」に姿を変えていることが往々にしてあるんです。

 

 

例えば。

 

 

これ、幼稚すぎてほんっと書きたくないんだけれど……。

私、大学の喫茶店サークルで代表(部長的なやつ)をしてたんですね。

土日だけの営業なんですけど、土日なんかみんなバイトも入れたいじゃないですか。なかなかシフトに入ってくれる子がいなくて、私を含めた一部の人ばかりが入っている時期があって、めちゃくちゃイライラしてたんですよ。忙しいのもお金稼ぎたいのも分かるけど、こっちも忙しいんだからせめて月一くらい入れてよ‼って。私も日曜には毎週ミュージカルの稽古があったけれど、締め作業までやると間に合わなくて、ほぼ毎回稽古に遅れて行ってた。

 

 

でもね。

 

 

別にちょっとくらい早くお店閉めたり、臨時休業したって良かったんです。誰が困るわけでもないし。現に私が卒業してからのどこかの代は、結構臨時休業のお知らせをよく見かけた。でもその代わり新しいメニュー出したり、イベント開いたり、色々積極的な取り組みもしてたみたい。私がイライラしてたのは、ただ自分が、稽古の開始時間に遅れる状況が嫌だっただけなのです。それなのに、誰に言われたわけでもないのに「お店を閉めちゃいけない」って思いこんでいただけなのです。

当時これに気づけていたら、「しぶしぶ、嫌な気持ちで毎週末営業する」のではなく「営業はたまにでもいいから、前向きに楽しいお店づくりをする」ということができたのではないかな、と今でも少し後悔しています。でも、今気づいている私はラッキー。来年じゃなく、明日でもなく、今気づいているのだから。「今」が一番早いですからね。

 

 

イライラの理由。そこには、自分の願いが、欲望が隠れています。気づくことができたら、それを自分で叶えてあげられたら。今よりちょっとだけ、豊かな毎日が過ごせる。

かも、しれません。

 

 

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「ありのまま」ってなぁに??

綺麗にまとめたいなぁと思いながら、無理すぎるので書きなぐり。

最近、いろんな人と出会います。色んな世界と出会います。

 

そんな中から、思いつきを一つ。

 

 

私は、以下に挙げるこんな方たちと、お知り合いなのです。どれくらい近しい知り合いかというと、人によってだいぶと差があるのですが。

 

・オーストラリアで畑をしている、自然と調和して生きたい野生児系女性

・横浜で畑をしている、無農薬無添加食品生産者

・病院くそくらえな身体動作研究者

・呼吸法命、反ワク反マスクなボイストレーナー

・生まれたままの産声を追求するボイストレーナー

・「本当の好き&やりたい」を追求する、脳科学セッション提供者

etc…

 

 

他にもいろいろあるんだけど、これだけでも、なかなかパンチ効いてるでしょう。でね。

 

 

一見違うようで、もちろんそれぞれ主軸というか、視点や、世界観や、大事にしているものは違って、それが面白いのだけれど。

 

 

起点は全部同じなのかなって思ってるんです、私は。

 

 

今流行りの「ありのまま」ってやつ。

 

 

ただ、「何が」ありのままなのかってことが大事ですよね。

 

 

生物学的なありのまま、なのか、人間的、ホモサピエンス的ありのまま、なのか。とかね。身体的なことか、心理的なことか、とかね。

 

言ってて私もあんまりまとまってないんだけど…。なんとなく面白いな、と思ったので並べてみた。占い的に言うと、集合的無意識がそちらに向かっているのかな、なんて。いや占い的に、じゃないか。心理学的に、か?分からん。

意外と占いは心理学と親和性高いのよ。非科学的なのが好きな方はごめんなさいって感じだけど。タロットは基本的に集合的無意識を拾っていくのですよ。

 

直接知り合いではないけど、お芝居の界隈でもいろいろ見るなぁ。「自然に」「ありのままに」役として「ただそこにいる」というやつ。まあ「芝居」って行為であって手段なんじゃないかなとも思うので、演目によってどうするのか、目的によってどうするのか、みたいな部分はあるのかもしんないけど。

 

そもそも、私たちって普段ありのままじゃないじゃないですか。服着てるし。そういうことじゃないか。まあそれは極論としても、自然に生きている、その「自然」ってなんだろうね。「見られている」という自意識は芝居の敵だなというのは結構共通認識っぽい?けど、自意識を消すという行為は日常に近い「自然」なのかというと絶対違うよね。自意識ゼロの人って、なかなかいない。自意識がない「ありのまま」な人間は「自然」ではないからこそ面白いのかな。いや分からん。

ありのままってどこが起点の「ありのまま」なんだろうね。でも、どんなに手を加えていようとも、そこに現に「ある」時点ですべて「ありのまま」だとも言える。

 

 

…え?私何が言いたいの?

 

 

いや、別に何が言いたいわけでもないのだ。なんていうか、面白いなって思ったので書いてみた。

 

 

いろいろ放置しまくってるけどね、MBTIとかも、書く気はあるんですよ。進んでないだけ。具体の人の分析とか面白そうだなぁ。

ホロスコープ+MBTI+ウェルスプロファイル+体癖に私目線トッピング、的な~?

他人から自分の印象聞くのって単純に楽しくない?私は楽しい。そして言いたい。笑

 

 

そのうち紹介記事書いていこうかな。まあ私が紹介したところで、感はあるけど。思わぬ界隈に繋がることが、ある…かもしれない。知らんけど。書いて欲しい人名乗りを挙げてくれ。ついでにホロスコープ読むよ。やる気が出れば、だけど。

ああ、やりたいことは増えるのに全く進まない…。とりあえず時間泥棒に弱すぎるので打ち勝て自分。何になるとか、意味あるかとか、うまくやるには、とか…。頭にはめちゃくちゃよぎるけど、根本的に目標立てて動くのに向いてない性質なのだ。やりたい時にさっさとやろ。

 

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心理機能の働きとは?part1.知覚機能編

この記事では、心理機能のうちの1つ、知覚機能について書いていきたいと思います。心理機能って一体何?という方は、こちらの記事へ↓

oha-k-arin.hatenablog.com

 

 

まずは、知覚機能の概要をおさらい。知覚機能とはその名の通り、自分の周りにあるものごとや出来事を知覚(認識)する機能のことです。少し違うかもしれませんが、インプット機能、というと分かりやすいかもしれません。直観(N)は目の前の事実をパターン性で知覚し、感覚(S)は目の前の事実をありのままに知覚します。この機能が、外or内のいずれかに向くことで、それぞれ少し違う働きをするのです。※都合上直観機能から書いていますが、③④の感覚機能から読む方が掴みやすいかもしれません。

 

 

①外向的直観(Ne)

出来事をパターン性で知覚する直観機能を、外向きに使います。以上!……いや、何の説明にもなっていない。でも基本的に、全ての心理機能は同じ考え方でできています。○○の心理機能を〜向きに使う。これでオールオッケー。完璧。間違いない。

でもそれだけじゃ、はぁ?それで、実際どういうことをする機能なの?って感じですよね。ここからは、完全に私なりの解釈。

 

まずNの「パターン性で近くする」というのは、例えば鉛筆、消しゴム、定規、修正テープが並んでいる時に「鉛筆、消しゴム、定規、修正テープ」と認識せず「文房具」と認識するということです。そして、後から何が置いてあったか聞かれても覚えていない。もしかしたら「うーん、ペンとかテープのりもあったかも?」って答えるかもしれない。こんな感じの機能です。これを私は「当たり前じゃん?」と思うのですが、S機能優位の人にとっては当たり前じゃないらしい。

 

いや、もしかしたら、このくらい少ない量だとあまり違いはないのかもしれません。(自分がN型かというと断言できない部分もありますし。)

目の前の物を分類分けして認識する、という例だと分かりやすく単純なのですが、この「パターン化」がさらに複雑に適用されていくと、目の前の出来事から見えない因果関係を導き出したり、未来を予測するということに繋がっていきます。これが、N機能の特徴だと言えます。

 

 

そして、これを外向的に使う…ここ、私があまり理解できていないところ。外と内と何が違うんだ⁉︎私の中のイメージと言葉で説明してみます。

 

外向とはつまり、自分から外に向かって知覚機能を使う。自分を起点にして、360°幅広く周りに向かって知覚機能を使っていく。さらに細かく言うと、自分の中で「予測・推測」をして、そこから外に向かって知覚していく。

 

もちろん、たくさんの物事を知覚しないことには予測は立てられませんから予測の前には必ず知覚があります。というか、そもそもNというのは知覚機能です。なんだけれども、このNを「知覚→パターン化(実際には知覚とほぼ同時に行われるので=と考えても良いかもしれません)→予測→知覚→……」と、螺旋のように繰り返していく機能だと仮定すると、Neは「外に向かって」「知覚」することが中心になります。そのために予測する。知覚したものから予測をして、試して、実際にどうだったかまた知覚する。こんな感じ。

Neが主機能のENFPやENTPは、よく「好奇心旺盛」や「会話が駆け引きめいている」と言われるのですが、これはNe機能が、まるで実験を繰り返すような「試す」機能だからです。何かしらの目的や予測に基づいて、いろんなことを、とりあえずやってみる。言ってみる。そしてその結果や反応を知覚する。後で紹介するSeが主機能のタイプも、見た感じの印象では「好奇心旺盛」に見えなくもないのですが、Seはそれをする、つまり「行動する」ことに意味を見出すので、「試す」ことはしません。それをして、終わり。やって「みる」ではなく、やる、なのです。好奇心というより冒険心というか。反応や結果を知ることではなく、やることそのもの、つまり行動に意味がある。これ、Seを持っているSP型の説明にもよく出てきますよね。対してNeは、行動して、その結果を知覚するところまでがワンセットになった機能なのです。

 

 

 

②内向的直観(Ni)

前述したNの機能を、内向きに使います。Ne同様にパターンで知覚したり予測したりといったことが得意です。

 

さて、ここからはNeとの違いについて。

まず、どの機能についても言えることですが、内向機能というのは外向機能に比べて独自性があり、狭く深くなる傾向があります。あとちょっぴり頑固。その人の印象じゃなくて、機能の性質がってことね。

 

NやSのような知覚機能の場合、外向型は知覚する範囲が幅広く、その分インスタントで保存容量が少ない傾向があります。浅く広くってやつですね。逆に内向型は知覚範囲が狭く、その分一つのことを独自に深く追求していく傾向があります。

 

先程のNeとの違いを比較すると、もっと分かりやすいかもしれません。同じように「知覚→パターン化→予測→知覚→……」と繰り返すのだけれど、今度は予測の方が中心になります。

外にある物事を、自分に持ち帰ってきて(「内に向かって」)、「予測」するために「知覚」します。

ところで、予測するために知覚するって変だと思いませんか?これがNeで言うところの実験だとするなら、予測したら普通は結果を知ろうとするはずです。でもNiは違います。Niの予測は、「予測」と言いながらも予測ではなく、予測した時点で既にそれが「結果」であり「事実」なのです。そしてそれは思い込みではなく、きちんとした事実の積み重ねからの予測だから、正しいことが多い。だから、Ni主機能なINTJやINFJは頑固な人が多い。一見そうは見えない人もいますが、実は結構芯が通って、自分の信念を曲げない。自分の中で予測した「事実」を、曲げることが難しいのです。

ただこれは、一つの「結果」に向かって、必要なものを予測し、現にそれを積み重ねていける、と言い換えることもできます。

これが、NeとNiの大きな違い。Neは、知覚した目の前の一つの事実から、多くの可能性(未来の「事実」とも言える)を予測し、見出します。だから結果は一つじゃないし、その多くの可能性を色々試してみたくなる。

Niは、一つの確固たる目的(未来の「事実」)に向かって必要な今やるべきこと(積み重ねるべき現実、事実)を予測し、実行に移していきます。大局を見据えて、今やるべき最短ルートを難なく弾き出せる。これがNi機能の大きな特徴であり、素晴らしいところなのです。

 

 

③外向的感覚(Se)

見たものを見たまま!ありのまま!そのまんまに知覚する機能です。「それって当たり前のことじゃん?」って思う人もいると思うんですけど、これって意外と当たり前じゃない。Seを主機能に持つのはESTPやESFPなのですが、このタイプは器用で何でもこなせる人が多いと言われます。それは、この機能のおかげです。私は未だに自分のタイプが分かりませんが、Se機能は絶対に主機能でないと断言できます笑

例えばダンス。私は振り付けを覚えるのがすごく苦手なのですが、それは見本の人の動きを「何となくの全体の動き」、つまりパターンで認知しているから、というのが理由の一つです。右に動いた、回った、身体のシルエットが大きくなった、小さくなった…みたいな感じ笑

振り付けを覚える時には、いちいち左手はここ、右手はここ…と、身体のパーツがどこにあるのかをかなり意識的に、集中して見る必要があったりします。

その点Seが主機能にある人は、そこまで意識的に見なくても「見本の動きそのもの」をすっと理解することができる、らしい。羨ましいですね本当に。

もちろん慣れや練習、知識でカバーできる部分もありますし、ダンスという一つの「行為」に対して、他の機能が得意なことは別にあったりもします。ただ、「真似する」「コピーする」ことに限って言うと、この機能を主機能もしくは補助機能に所持している人の方が長けていると言えます。見本をそのまま理解できる。身体能力さえあればそのままマネできる。という、スポーツ等においては分かりやすく便利な機能と言えるかもしれませんね。

 

 

④内向的感覚(Si)

外向的感覚と同じく見たものをそのまま知覚するのですが、知覚したものを自分の中に一旦持ち帰り、記憶と参照して認知します。

 

は?と思いません?私は、知覚の中で一番これが理解できなかった…。というか今でもあんまり分からないので、ぜひSi主機能or補助機能の人は名乗りをあげて欲しい、観察させて欲しい。Seと何が違うんだ。

今のところの私の理解ですが…Seと違うのは、記憶と参照、つまり過去や、これまで見た他の事象と比較・検討する機能だということです。

先程のダンスの例でいうと、Seはそのまま目の前の振り付けを認識する機能、Siは振りの間違いに気づいたり、人によって微妙に踊り方が違うところに気づく機能、と言えるでしょうか。

Si主機能の人は、分かりやすく記憶力が良いです。これは、普段から無意識に細部までよく見ているからこそ、自然と細かいところがインプットされるのです。そしてそれをよく覚えているからこそ、比較ができる。これがNe,Niになるとまずインプットの時点で細かいところは認識すらしていないし、Seは認識していたとしても、それを脳内に長期間記録するということをしません。

Siは詳細な事実をきちんと蓄積していくことで、過去に得てきた知識や経験、出来事をデータベース化して、さらにそれを必要な時に取り出して参照することができるのです。

ISTJやISFJが真面目、堅実、忠実、保守的と評されるのは、まさにこの「過去を参照している」Siを主機能に持つからなのですね。過去に基づいて行動するから、危ない橋は渡らない。冒険しない。この辺り、Seとは雰囲気が変わってきますね。確実な方法をとるので失敗しないし効率的。現実世界において、危ない目に合わず着実に人生を歩んでいく時に、欠かせない機能です。

 

 

 

さあ、知覚機能編は以上です。とはいえ、私も勉強中の身。気づいた時には、ちまちまと加筆修正をしていきたいと思います。

 

 

ちなみに、先程から主機能や補助機能という言葉を出していますが、それぞれの心理機能がどのような働きをするかは、主機能、補助機能、第3機能、劣等機能のどこで使われるかによって少しずつ変わってきますので、こういった書き方をしています。各タイプ別の記事では、そのあたりを掘り下げていきたいと思います。

次回は判断機能編!です!

(え、興味ない?でもこんなにややこしい文章をここまで読んでくれた人はきっと内心興味があるはずですよ。)

 

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MBTIの中の心理機能とは。

はい!鉄は熱いうちに何とやら、と言いますのでさっそくMBTIについて書いていきたいのですが、各タイプ別の話をする前に、まずそれぞれのタイプがどのような心理機能で構成されているかについて説明していきます。

各心理機能がどんな働きを持つかについては別記事にて記載する予定ですので、とにかくこのタイプ診断というやつがどういう構成で成り立っているのか、という概要を、ここではお伝えしていきます。理論とか歴史はまる無視です。手っ取り早く構成が分かる形で書いていければなーと思ってます。

ここ特に、私なりの解釈で書いているので、知識をお持ちの方ぜひご指摘・修正をお願いします。

記事の一番最後に各タイプが持つ心理機能の一覧を載せていますので、自分の心理機能が知りたい方は読み飛ばして最後からどうぞ。

 

まず、各タイプは4つの指標で決まります。

①意識の向き 外向(E)⇄内向(I)

②知覚の方法 直観(N)⇄感覚(S)

③判断の方法 思考(T)⇄感情(F)

④外界との接し方 知覚(P)⇄判断(J)

この4つのアルファベットの並びでタイプが分かるのです。例えば私の直近の結果はINFPなのですが、この場合は内向的(I)、直観(N)、感情(F)、知覚(P)となります。ここまではいたってシンプル。では第二段階へ参りましょう。ここからだいぶ情報の正確性が薄れ、かつ少しややこしくなってきます。

 

心理機能、という側面から各タイプを説明すると、各タイプは主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の4つの機能を持ちます。4つというのは何かと言うと、

・Ne(外向的直観)⇄Ni(内向的直観)のいずれか1つ

・Se(外向的感覚)⇄Si(内向的感覚)のいずれか1つ

・Te(外向的思考)⇄Ti(内向的思考)のいずれか1つ

・Fe(外向的感情)⇄Fi(内向的感情)のいずれか1つ

で、合計4つになります。これは先程述べた②知覚のN(直観)とS(感覚)、③判断のT(思考)とF(感情)を、それぞれ外向、内向に分けたものです。つまり、どのタイプであってもN(直観)、S(感覚)、T(思考)、F(感情)の全ての機能を主機能、補助機能、第3機能、劣等機能のいずれかに持つのです。え?NかS、TかFどっちかじゃないの?って思いません?(私は最初、そう思いました。)

 

 

①意識の向き④外界の接し方の2つで各機能を外向・内向どちらに向けて使うかが決まり、②知覚③判断の2つで、どちらの心理機能が優勢か、を判断します。まず①意識の向きがE(外向)の場合、主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の順に○e、○i、○e、○iになります。反対にI(内向)の場合は、○i、○e、○i、○eとなります。ここに②知覚③判断で出てきたアルファベットが、主機能、補助機能のどちらかに入ります。そして、出てこなかった方のアルファベットが第3機能、劣等機能のどちらかに入ります。そして、最後。④外界との接し方がP(知覚)の場合は②知覚のN、Sどちらかが主機能か補助機能どちらかの、外向(e)に入ります。逆にJ(判断)の場合は、③判断のT、Fどちらかが主機能か補助機能どちらかの、外向(e)に入ります。さぁ、皆さんここまで理解できましたでしょうか?

INFPを例にしてみましょう。①がI(内向)なので○i、○e、○i、○eです。このうち主機能、補助機能のいずれかに②N、③Fがそれぞれ入ります。そして④がPなので、知覚であるNが外向(e)となり、必然的にFi、Ne、○i、○eとなることが分かります。各タイプは必ず全ての機能を持つので、第3機能、劣等機能はそれぞれS、Tのどちらかになります。

ここまでくると、あとは自動的に決まります。実は、各機能はそれぞれ以下の通り、ペアになっています。

・Ne(外向的直観)⇄Si(内向的感覚)

・Ni(内向的直観)⇄Se(外向的感覚)

・Te(外向的思考)⇄Fi(内向的感情)

・Ti (内向的思考)⇄Fe(外向的感情)

つまり、NeとSeが一緒に出てくることはないのです。(相性論を語る際には、8つ全ての機能がどのタイプにも登場するのですが、そこはおいおいということで、ひとまずは登場しないこととします。)

そのため、先ほどのINFPの例で言うとFi、Ne、○i、○eの空欄にそれぞれペアの心理機能が入るように当てはめ、以下のようになります。

主機能Fi、補助機能Ne、第3機能Si、劣等機能Te

 

 

どうでしょうか。私はきちんとした本を読んだわけではなく、色んな断片的な情報から拾い集めたつぎはぎの状態からこれを理解しようとしたので、めちゃくちゃ骨が折れたのですが…。結局あまり分かりやすい説明になっていないような。「んな仕組みなんかどうでも良いよ、各タイプの心理機能がパッと分かるようにしてくれ!」って思いません?私は思いました。ので、以下に全タイプ貼り付けておきます。ここまでの説明なんやってん!て思うかもですが、自分で分かってる方が何かと面白いかなぁなんて、私は思うので。

 

(以下は全て、タイプ名、主機能、補助機能、第3機能、劣等機能の順に並んでいます。)

ENTP:Ne(外向的直観)→Ti(内向的思考)→Fe(外向的感情)→Si(内向的感覚)

INTP:Ti(内向的思考)→Ne(外向的直観)→Si(内向的感覚)→Fe(外向的感情)

ENTJ:Te(外向的思考)→Ni(内向的直観)→Se(外向的感覚)→Fi(内向的感情)

INTJ:Ni(内向的直観)→Te(外向的思考)→Fi(内向的感情)→Se(外向的感覚)

 

ENFP:Ne(外向的直観)→Fi(内向的感情)→Te(外向的思考)→Si(内向的感覚)

INFP:Fi(内向的感情)→Ne(外向的直観)→Si(内向的感覚)→Te(外向的思考)

ENFJ:Fe(外向的感情)→Ni(内向的直観)→Se(外向的感覚)→Ti(内向的思考)

INFJ:Ni(内向的直観)→Fe(外向的感情)→Ti(内向的思考)→Se(外向的感覚)

 

ESTP:Se(外向的感覚)→Ti(内向的思考)→Fe(外向的感情)→Ni(内向的直観)

ISTP:Ti(内向的思考)→Se(外向的感覚)→Ni(内向的直観)→Fe(外向的感情)

ESTJ:Te(外向的思考)→Si(内向的感覚)→Ne(外向的直観)→Fi(内向的感情)

ISTJ:Si(内向的感覚)→Te(外向的思考)→Fi(内向的感情)→Ne(外向的直観)

 

ESFP:Se(外向的感覚)→Fi(内向的感情)→Te(外向的思考)→Ni(内向的直観)

ISFP:Fi(内向的感情)→Se(外向的感覚)→Ni(内向的直観)→Te(外向的思考)

ESFJ:Fe(外向的感情)→Si(内向的感覚)→Ne(外向的直観)→Ti(内向的思考)

ISFJ:Si(内向的感覚)→Fe(外向的感情)→Ti(内向的思考)→Ne(外向的直観)

 

次回は各心理機能について書いていきます。なかなか各タイプの記事まで行き着きませんが、これを知っているのと知らないのとでは全然見える世界が違います。MBTIは、ただタイプを分類するだけじゃないんです。MBTIを「合ってる、合ってない」で片付けてしまったり、逆に「自分(誰か)はこういう人間なんだ、こうした方が良いんだ」と鵜呑みにして決めつけてしまったりするのはとってももったいない‼︎‼︎

心理機能について知ることで、もっともっと有効的にMBTIを活用できます。何より、その方が楽しい!面白い!さあ、どこまで私の熱意が続くか分かりませんが、この面白さを共有できるよう、引き続き連載していきますよ〜〜

 

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新企画!の、その前に。MBTI診断と私の関係。

書きたい時に、書きたいことを、書きたいだけ書く私です。色んな記事が尻切れとんぼになってますが、新連載的なことを始めてみたいと思います。その前書き的なやつです。

 

最近のマイブームであるMBTI診断について。

 

時折SNSで話題になったりもするので、聞いたことがある人も多いかもしれませんが…。知らない人のために簡単に説明すると、心理学を基にした性格分析のようなものです。ネットで検索すると診断サイトなどもあり、膨大な数の質問に答えることで自分のタイプが分かります。

 

…が!

 

この診断、誤診が多いことも事実。というのは、いくら質問の質が良く、数が多く、的確に診断できるサイトだったとしても、答える側が的確に回答できないと意味がないわけです。基本的にMBTIで割り出される性質というのは、生まれた時から生涯変わることはありません。生まれ持ったものであり、考え方の「癖」みたいなものです。

けれど私たちの性格や行動は、環境にも大きく影響されています。今の私がどう考えているか、どう行動するか、ということを回答しても、正しい結果が出るとは限りません。

また自分で回答すると「自分はこうありたい」という無意識の願望が含まれていることも多いもの。いくら注意書きに「正直に回答すること」と書いてあっても正直に回答することは大変難しいことなのです。(なんといっても無意識ですから。)

 

私とMBTI診断の出会いは数年前なのですが、それが最近再びマイブームとなった最初のきっかけは「誤診なのではないか?」という疑問が自分の中に浮かんできたからです。とはいえ、他にも理由は色々ありますが。今日はそんな、MBTIと私の関係について書いてみようと思います。ちょっくらお付き合いくだせぇ。

 

最初に出会ったのは、高校だか大学だかの時です。正直あんま覚えてない。でもたぶんネットでたまたま見て、診断して、へーと思ったんでしょうね。そこまで印象に残っていたわけではないのです。きちんと覚えているのは、大学の授業か、進路診断か何かでやったこと。あれ、これもあやふや…。確かなのは、その時に「あれ、前と結果変わった」と思ったこと。やるまでは、昔やったネット診断なんかすっかり忘れていました。けれど結果を見た時に「あ、これ前やったわ。でも前と違う。」となったのです。具体的には、INTP→INFPになった。確か。ENFPだったかな。忘れました笑。とにかく、周りの人にめちゃめちゃ納得されたことだけはよく覚えている。あとこの同じ時期に別の診断サイトでもやったところ、ENTPでした。これまた違う。

 

次に再会したのが、劇団の友達に教えてもらった時。その時やった結果はENFP。か、INFP笑。要は、違うサイトも含めると4回、全て結果が違ったわけなのです。

 

余談になりますが、教えてくれた友達が面白いサイトを教えてくれました。それがこちら…と、言いたいところなんですが、あいにくサイトの管理人さんとコンタクトを取ってないので勝手に貼るわけにもいかず😧「A3!」「コペルニクス的転回」の2ワードで検索してみてください、たぶんすぐ出てきます。このサイト、「A3!」というゲームのキャラクターやストーリー、関係性をMBTI的に分析した記事がたくさんあるのです。A3!が好きな方はきっと面白いと思いますし、好きじゃなくてもMBTIに興味があれば面白く読めると思います。(私はA3!を知らずに読み、この記事をきっかけにA3!にハマったという奇特な人間です。)あと、芝居に触れたことがある人にも大変オススメ。

A 3!を知らない人のために簡単に説明すると、様々な境遇・年代の少年青年が、様々な理由で解散寸前借金まみれの劇団に入り、芝居をし、役者していくというストーリーです。このストーリーの登場人物を分析していくということは、ですよ!役作りや芝居の仕方、作品作りの中であるある、な騒動をMBTI的に分析している記事だ、ということなんです。いろんなやり方、アプローチ、芝居への関わり方があるんだなーなんて思う次第です

 

本題に戻ります。

 

同じ人間が、4回やって4回とも違う結果という事実。これこそ、診断サイトで出した結果が100%でないことの裏付けだと思うのです。まあ私1人の例なので、私が正しく回答できていないとも言えるんですがね。少なくとも私の場合、診断では判断できなかった訳です。

ただここでも、そんなに深くハマっていたわけではありません。なんとなく4つのうちどれかっぽいなぁと自分の中で納得もしていたし、「4つのうちどれなのか!?」がそれほど知りたかったわけでもありません。ブログの記事のキャラ分析はとても面白かったけれど、それ以上の興味はありませんでした。

 

ところが、です。

 

ブログ記事と友達の布教で今年まんまとA3!にハマった私は、ある程度ゲームに取り組み、キャラクターやストーリーを理解したところでまた例の友達が勧めてくれたブログを読み返そうと、久しぶりにブログを開きました。すると、ある記事に行き当たりました。「自己診断の罠①~Ne「直観」とSe「直感」の違い~」というものです。MBTI診断では、沢山の質問から自分が持つ4つの機能とその活用の仕方等を割り出しすことでタイプを診断するのですが、そのうち2つの機能についての記事でした。Seとは見たものをそのまま認識する機能です。対して直観Neとはパターンで認識する機能であり、私が過去診断された4つのタイプ全てが共通して持っている機能です。どうも、この2つは誤診が多いらしい。もし私のNeが誤診であれば、いよいよ私の自己認識は危うくなります。

もちろん自己認識が間違っていたところで、実生活には何ら影響ありません。でも自分の思考の癖は、知らないより知っている方が、何かと便利な気がしませんか?………何だか気になる!

 

そんなことを思い始めた同じタイミングで、もうひとつきっかけが。

 

日劇団の仲間が、オーディションに落ちたと、ひどく落ち込んでいました。その話を数人で一緒に聞いていたのですが、「オーデションに落ちた」という事実にしても「仲間が落ち込んでいる」という事実にしても、捉え方が人によって全然違っているのを目の当たりにして、すごく面白いなと思ったのです。具体的にどう違ったのかは、はっきりと覚えていないのですが…。

(私は序盤にも数回「忘れた」と書いていましたが、「出来事そのものの詳細を正確に捉えて記憶していない」というのはN型の特徴と言われており、私が診断テストでN型だと診断された一番の理由だと思われます。しかしN型の「記憶していない」はパターン性で物事を知覚するため細かい事実はあまり見えていない、そのため覚えていない、ということなので、同じ「覚えていない」でも単に記憶力が悪いだけで実はS型、という可能性もあるわけです。)

 

現実の人の言動をMBTIで分析してみたい、と思ったのは、この時が初めてでした。これまでも「私は何タイプ?あなたは何タイプ?」という話を友達としたことはありました。けれど「誰が何タイプか」ということではなくて、その人の言動や行動の裏にどんな心理機能が働いているのか、認知・判断の仕組みを分析してみたいなと、初めて思ったのです。

 

そんなわけで。

 

ここからしばらく、MBTI診断関連の記事が続きます。診断で割り出した性格タイプや傾向だけでなく、その中にどんな理由があるのかも踏まえて、各タイプ別の分析記事を書いていきたいなぁなんて、思っている所存。ただ、私は全くのど素人であり完全な独学のため、誤った情報も恐らく出てくるかと思います。書く本人が言うセリフではないですが、このネット社会、人が書いた情報は鵜呑みにしないのが一番。私のねじ曲がったフィルターを介した情報だということを頭に置いてくださいませ。

 

全タイプ書けるのはいつになることやら…(これ書くのに5日かかった)なので、「私このタイプだから早く書いて!」というご要望があれば、優先的に書こうと思います。身の回りにいるタイプの方が、私も書きやすいのでね。ただ、診断で出た結果は、皆さんも疑ってみてくださいね。質問に答えるより、心理機能から分析したほうが恐らく正確だと思われますので。私も勉強しながら、書きながら、自分がどの機能を持つのか深掘りしていきたいと思っています。ではではMBTI連載、スタートしていきたいと思います!

 

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自己分析と、長所と短所。性格と変遷。

こんばんは、かりんです。

突然ですが、自分の長所って何だろうなって考えること、ありませんか?

私はあります。自分で自分のことが分かっていれば、うまく長所をアピールし、短所を他の人にカバーしてもらうことができる気がします。

最近では、自己分析をすることが必要とされる場面も増えたのではないでしょうか?今日はそんな、自己分析についてのあれこれです。

 

 

お世辞にも自己肯定感が高いとは言えない私は、普通に生きていると短所ばかりが目につきます。でも、どんな短所も言い換えると長所になるらしい。就活の時に、そう教わりました。では、ちょっとやってみましょうか。

 

 

私の短所。裏表が激しい。人の話を聞かない。考えないで話し始める。忘れっぽい。日常の習慣が疎かになる。後回し癖。「世間」の目を気にしなさすぎる。人の意見を気にしすぎる。自己評価と他者評価に乖離が多い。集中力がない。飽きっぽい。我慢が苦手。適当。

 

↓言い換えると

 

私の長所。人に合わせられる。自分の意思を曲げない。積極的に発言ができる。日々の習慣に囚われない。世間に囚われない。人の意見を聞ける。他人から求められる姿になれる。好奇心旺盛。行動力がある。楽天的。

 

 

……矛盾がすごいと思いません⁇笑

真逆のことを同時に言っていたりします。

でもね、これこそ人間の面白さだと私は思うのですよ。

 

 

もちろん外に自分をPRする時には、自分の特徴を分かりやすく押し出すことが必要です。何ができて何ができないのか、戦略的に強調することもあるでしょう。でも、そう簡単に割り切れないのが人間です。

 

 

私の場合、幼い時はものすごくお喋りで活発な子供でした。話し始めるのが早く、誰にでも自分から話しかけて、知らない人にも妹を紹介していたみたいです。なぜ?が多く、自分が納得しないとルールを受け入れられない。積み木やレゴは嫌いで、ごっこ遊びや本や空想が大好き。想像力豊か。運動は苦手だけど嫌いではなくて、編み物や物作りは嫌いじゃないけどすぐ飽きる。典型的な「口から生まれた」タイプ。

 

 

だけど、今は違います。すごーーーく無口でひたすらニコニコヘラヘラしていてお人好しで流されやすい引っ込み思案な場面と、よく喋り、自ら口火を切り、自分の意見は発信しながら人の意見は適度に聞く場面とに大きく分かれます。だからこそ、先の長所・短所にも矛盾が生じます。

 

 

でもこれ全部が、いま現在の私の嘘偽りない性格です。

 

 

人のIQには、遺伝の要因と環境要因、どちらもが影響しています。遺伝はMAXを決めてしまうのかもしれないけれど、それをどこまで発揮できるかは環境要因が影響していたりします。でもIQで、例えば学歴が決まるわけではないですよね?興味関心や、どこまで学歴に重点を置くかという価値観が影響していたりする。

 

 

性格も同じだと思うのです、私は。

 

 

私が生まれつき持つ要素。よく喋る。人の話を聞かない。自己主張が強く納得しないと従わない。想像力がある。飽きっぽい。忘れやすい。適当。

 

私の中で後天的に形成された要素。人の話をよく聞く。相手に合わせる。主張しない。周りの目を気にする。

 

 

全部、私。マイナスなこともプラスなこともあるけれど、努力して獲得したものも、望まずして環境から勝手に作用したものも、全部含めての「私」です。

 

 

元々持つ性格傾向というのは、確実にあります。生まれてすぐの赤ちゃんが全く同じ環境で育っても性格の違いはある。ただ、その先。どんな人と出会い、どんな会話をし、どんなことを感じ、どんなことを学ぶのか。それによって人の性格や価値観はどんどん変化していきます。それは、長所を伸ばす方向に働いたり、短所を直す方向に働いたり。人によっては、長所を引っ込める方向や、短所を強化する方向に働いてしまうこともあるかもしれません。全部ひっくるめて、今のあなたが完成します。

 

 

だから、矛盾が出てくるのは当たり前のことなのです。創作物のように、一貫した性格傾向になるとは限らない。でもそれが、私という人間。あなたという、矛盾だらけの唯一無二の人間なのです。それが、私はとても面白いなと思うのです。

 

 

占いや、性格診断や、タイプ診断が今たくさん溢れています。性格だけじゃなく、見た目や、向き不向き等、色んな「自己分析」が溢れています。それらが私は大好きですし、ことあるごとにチェックしたりします。

だけどそれは、自分を知るためのツールであり外にアピールする武器の一つであって。「私」という人間の全てを表現する唯一無二の指標にはなり得ない。短所に悩んだ過去、それを受け入れた足跡。克服しようと足掻いた道のり、克服した経過。

あなた自身の生きてきた人生が、その中で培ってきた人格こそが、どんな指標にもカテゴリーにも表しきれない唯一無二のものなのだと。

頭の片隅に置いて。自分の矛盾も、醜さも、愛していけたら嬉しいな、と思います。

 

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